発声障害と向き合うために大切な「うまくつきあう」という考え方
声が思うように出ない…。
喉に違和感を抱えながら生活をしていると、仕事や人間関係にまで影響してしまい、不安や焦りでいっぱいになりますよね。
私自身も同じような経験をしてきました。
最初に喉の詰まりを感じたときは、「このまま声が出なくなったらどうしよう」と強い絶望感に襲われました。
職場で電話の声を指摘されたり、人と話すたびに自信をなくしていったのを今でも覚えています。
けれども、その経験から学んだのは「発声障害は必ずしも完治を目指すだけがゴールではない」ということです。
むしろ “治そうと力むより、うまくつきあう” という考え方が、心と声を軽くしてくれるのです。
発声障害に「完治」は難しいといわれる理由
発声障害は、医学的にいまだ決定的な治療法が確立されていません。
病院の音声外来、ボイストレーニング、漢方薬やリラクゼーションなど、さまざまなケア方法は存在しますが、個人差が大きいのが現状です。
「これさえやれば治る」という万能の方法はなく、人によって合う・合わないが分かれるため、試行錯誤の連続になります。
その一方で、声を少しでも楽に出せるようになる方法は必ず見つかると、私は自分の経験から感じています。
私が試してきたこと
私自身も、声が出にくくなってからは片っ端から試しました。
- 病院の音声外来
- 喉のケアを行うサロン
- ボイストレーニング
- 保険適用外の漢方薬
- 日常生活でできる簡単エクササイズ
さらに、普通の人の会話やテレビで歌う歌手の声を研究し、「どうすればこんなに自然に声が出せるのだろう」と観察を続けました。
結果として、喉の状態は一進一退を繰り返しつつも、現在は会社勤めをしながら電話対応を問題なくこなせています。
完治はしていないけれど、「自分なりに楽に声を出せる方法」を見つけたことで日常生活には支障がなくなりました。
「治そう」と焦るより「うまくつきあう」
発声障害に大きく関わるのが メンタル面 です。
「緊張すると喉が締まる」という経験をしたことがある方は多いと思います。
実際、心の緊張が喉の筋肉に影響し、声を出しにくくしてしまいます。
だからこそ「絶対に治さなきゃ」と力むより、“今ある声をどう活かすか” に視点を切り替えることが重要です。
不思議なことに、「うまくつきあえばいいや」と思えたとき、心の負担が減り、声も少しずつ楽になっていきました。
自分だけの「勝ちパターン」を見つける
私は日々のエクササイズを通じて、自分なりの「楽に声が出せる勝ちパターン」を見つけました。
- 毎朝の軽いストレッチ
- 無理のない範囲での発声練習
- 喉を締めない呼吸法
- 心を落ち着けるリラックス習慣
これらを続けるうちに、「声が出にくい状態から抜け出すきっかけ」がつかめるようになったのです。
もちろん、人によって合う方法は異なります。
だからこそ「いろいろな切り口の練習」を試しながら、自分だけの勝ちパターンを見つけていただきたいと思います。
まとめ:発声障害と前向きに歩むために
発声障害は、今の医学では「すぐに治す」ことが難しい病気です。
けれども、自分なりに工夫をして“うまくつきあう”ことはできると私は確信しています。
焦らずに、少しずつ。
あなた自身の声と心に合った方法を探してみてください。
この記事は動画の内容をまとめたものです。文章だけでも理解できるようにしていますが、実際には声のニュアンスや具体的な話し方などは動画の方が伝わりやすい部分もあります。今回の動画はもちろん、他にも発声障害と向き合うための動画をたくさん公開していますので、ぜひあわせてチェックしてみてください。
今回のテーマに関連する私の動画はこちら👇
➡ 治らないかもしれないけどうまくつきあう~マインド編・その2~(YouTube)
👉 他の関連動画もこちらのチャンネルで公開しています:
➡ 【動画】発声障害克服のためのボイストレーニング
🎤 別チャンネルのお知らせ
最後に、私ゆーかりの別チャンネル Yuukari Channel のご案内です。
私は発声障害を克服すべく奮闘中ですが、
「今出せる声で、今できることに挑戦しよう!」をモットーに、主にカバー曲を歌っています。
曲数も楽しみながら少しずつ増やしていきますので、ぜひ覗いてみてください。