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発声障害あるある・その3(その4)~周囲の無理解~
今回は、「発声障害あるある」第三弾(第四弾です)をお届けいたします。
この発声障害という病気って、本人の悩み、苦しみの割合に対して、認知度が低いということが特徴だと思うんですよね。
要はマイナーすぎて、どういう病気なのかあまり知られていないんです。
しかし最近は、職業性ジストニアとか、イップスとか、有名人の方の罹患を通して、知る機会は増えてきたように思います。
この発声障害も、咽頭ジストニアと呼ばれることもあり、ただ単に、精神的な問題ではなく、運動や動作を司る神経回路の問題ということもわかってきているようです。
ただ、一般的にはまだまだ認知度が低く、私なんかも発声障害のことについて話しても、「ふーん、そうなんだ、大変だね。」となるか、ひどい時は、「でもその病気って、別に死ぬわけじゃないんだよね?ただちょっと声が出にくいってだけでしょう?」と言ってくる人もいました。
ま、これを実際に言ってしまえる、この人の人間性や資質の問題だとも思いますけども。
ただ、声が自由に出せないことの弊害を、普通の人は想像しにくいのかもしれないなとは思います。
確かに、死ぬ病気ではないんですよ。
ただ、自分が一番大事にしていた部分こそが壊れるのが発声障害であり、職業性ジストニアやイップスなんですね。
「死なないけど、人生詰むんです。」
「たかが声、されど声なんです。」
と、大声で言っておきましょう。
今、「人生詰む」と言いましたが、もちろん決して終わりではないです。
復活する人もいれば、気持ちを切り替えて、新たな道を探してうまくいく人もいます。
人生の途中でつまづくことが、必ずしも悪いことではないですし。
発声障害でつらいのは、声がうまく出せないことだけではなく、このような周囲の無理解というのも大いにありますよね。
この対処方法としては、やはり今の段階では、
①周囲の人にこの病気のことを粘り強く語る
②少しでも楽に声が出せる方法を身につける(練習する)
③いやなことを言われた時のスルー力を身につける
ということですね。
※適切な治療を受けることはもちろん大前提です。
まとめ
まとめ
・発声障害とは、本人の悩みの深さにくらべて認知度が低い
・最近では有名人を通して、職業性ジストニアやイップスについて知る機会が増えた(発声障害も咽頭ジストニアと呼ばれることもある)
・ただ発声障害は、「死ぬわけでもない、大した病気じゃない」と思う人も一部いる
・この周囲の無理解への対処方法は、
①周囲の人に病気のことを粘り強く語る
②少しでも楽に声が出せる方法を身につける(練習する)
③いやなことを言われた時のスルー力を身につける
ぜひ、参考にしてみてください。
いかがでしたでしょうか。この記事があなたが楽に声を出すためのお役に立てればさいわいです。