プリンセスプリンセスの2ndアルバム「HERE WE ARE」を久々に聴いてみた

80年代邦楽
ゆーかり
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今回は、プリンセスプリンセスの2ndアルバム「HERE WE ARE」を、久しぶりに聴いてみての感想と考察を書いていきたいと思います。

このアルバム「HERE WE ARE」は、1988年2月26日にリリースされたプリンセスプリンセスの2枚目のフルアルバムです。

プリンセスプリンセスは1986年5月21日に、ミニアルバム「Kissで犯罪(クライム)」でデビューしています。

※今回の「HERE WE ARE」は、プリンセスプリンセスのフルアルバムとして2枚目(ミニアルバムを含めると3枚目にあたりますが)ということで、2ndアルバムとさせていただいておりますので、予めご了承ください。

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プリンセスプリンセスのアルバム「HERE WE ARE」の曲目紹介

1.19 GROWING UP-ode to my buddy-

作詞:富田京子、作曲:奥居香

コアラくん
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このアルバム「HERE WE ARE」と同時に発売した、プリンセスプリンセス4枚目のシングルです。

ミディアムテンポの、雄大なアメリカンロックです。

プリプリのヒット曲といえば、「ダイヤモンド」だと思いますが、プリプリの代表曲といえば私はこの「19 GROWING UP-ode to my buddy-」を真っ先に思い浮かべます。

その昔「ジャストポップアップ」というNHKでやっている音楽番組がありましたが、そこでこの曲を歌っているのを見たのが、私ゆーかりにとってのプリプリとの出会いです。

最初に見て聴いた時、感動して涙がぽろぽろこぼれてきました。

「女の子だけでバンドをやっている!歌もかっこいい!メンバーもみんなかっこいい!」と。

その後ゆーかりは、高校に入ってからバンドを組み、もちろんプリプリもコピーしました。
そしてこの曲は絶対に外せませんでした。これをやるためにバンドを組んだようなもんだ。

コアラくん
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サビの「19 GROWING UP!」と歌う時に、ボーカルの奥居香(現・岸谷香)さんが、くるっとターンするんですね。

ゆーかり
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それ!私真似してました。

コアラくん
コアラくん

女の子の憧れのバンド、プリプリのかっこよさがぎっしり詰まった曲ですね。

2.WONDER CASTLE

作詞:今野登茂子、作曲:奥居香

コアラくん
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シングル「19 GROWING UP-ode to my buddy-」のB面(カップリング曲)です。

アップテンポのロックポップスで、これもコンサートでは盛り上がるナンバーですね。
奥居(岸谷)さんの、ボーカリストとしての表現力も豊かな1曲だと思います。

3.MY WILL

作詞:今野登茂子、作曲:奥居香

コアラくん
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「19 GROWING UP-ode to my buddy-」のひとつ前の、3枚目のシングル楽曲です。

「なんか、CMでかかってたなー、この曲。」と思い、調べてみたら、スポーツ専門店のCMだったんですね。

CMではサビの部分の歌詞を変えた、替え歌で歌ってました。
シングルだけあってとてもキャッチ―な曲です。

私も何度かコンサートを見に行ったことがあって、この曲はライブでは「MY WILL!」と歌ったあと観客にマイクを向けるので「All Right」と返していた記憶があります。

明るくて元気になれる曲です。

4.FLAME

作詞:渡辺敦子、作曲:今野登茂子

プリプリにはめずらしい少し妖艶な曲です。

作詞はベースの渡辺敦子さんで、作曲はキーボードの今野登茂子さんです。

今野さんは雑誌のインタビューで影響を受けたアーティストのひとりに、ジェネシスのピーター・ガブリエルさんの名前をあげておられましたが、まさにこの曲はプログレ色が強い1曲です。

「プリプリってこんな曲もやるんだなー。」と当時は思ったものです。

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5.KEEP ON LOVIN’ YOU

作詞:渡辺敦子、作曲:奥居香・今野登茂子

コアラくん
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3枚目のシングルである「MY WILL」のB面(カップリング曲)です。

ミディアムテンポのロックバラードです。

以前、雑誌のインタビューにて、歌詞の「もう一度振り向いたら歩き始める」という部分について解説していたことを思い出しました。

普通だったら「もう振り向かず歩いていこう」とかになりそうなところを、「もう一度振り向く」という、前向き一辺倒じゃない部分が大切で訴えたいところだと。

この主人公は少しだけ後悔してるんですね。
後悔して、つい振り向いてしまう自分の気持ちを受け止めつつ、また歩き出すんですね。

ゆーかり
ゆーかり

いつだってプリプリは、作り物じゃないリアルな気持ちを歌ってくれています。

6.GO AWAY BOY

作詞・作曲:中山加奈子

コアラくん
コアラくん

このアルバム「HERE WE ARE」からシングルカットされた、プリプリの5枚目のシングル曲です。

こちらは資生堂のCMソングだったんですね。

中山かなちゃんの作詞作曲ということもあり、ハードなギターソングです。

歌詞の内容がけっこうヘビーなのですね。
女たらしで別れた彼氏のことを、辛辣にののしっている歌詞です。

ですがキャッチ―な曲の上に乗っかっているので、前向きになれちゃう曲なんですね。

7.SHE

作詞:中山加奈子、作曲:今野登茂子

アコースティックギター主体のバラードです。

コアラくん
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女性から男性へのラブソングではなくて、女性から女性の友達へ向けた歌です。

仲の良かった友達が、結婚して海外に行ってしまいのちに増えた家族が写った写真を送ってくれたことを歌っています。

私の勝手な推測ですが、この曲のタイトルは「SHE」(シー)なのですが、もうひとつ「海」という意味の「SEA」(シー)もかけたのではないのかな?と思いました。

歌詞を読んでいくと、「横浜」、「海」、そしてたぶん「米軍の彼氏」というのが想像できるからです。

ゆーかり
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とっても切なく素敵ないい曲です。

8.ROMANCIN’ BLUE

作詞:富田京子、作曲:奥居香

この作詞が富田さん、作曲が奥居(岸谷)さんのコンビで作った曲がとても好きです!

この曲は、恋人に新しい女性の影を感じたことをリアルに表現した歌です。

富田さんは本当に、恋愛の作詞が得意なのだと思います。
プリプリの歌にはたくさんの恋愛の歌があります。

ゆーかり
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きっとメンバーそれぞれが素敵な恋愛を経験してきたからこそなんでしょうね。

9.冗談じゃない

作詞:今野登茂子、作曲:中山加奈子

ハイテンポで軽快なロックナンバーです。

コアラくん
コアラくん

ライブの時はこのアルバムの速さよりも、さらに高速で演奏して盛り上げるノリノリの1曲だね。

ゆーかり
ゆーかり

たしか奥居香(現・岸谷香)さんは、タンバリンを片手に踊りまくっていました。

奥居香(現・岸谷香)さんは、楽器も得意でギターもピアノもベースも弾けちゃうんですよね。
華やかで大好きな曲です。

10.恋のペンディング

作詞・作曲:奥居香

コアラくん
コアラくん

5枚目のシングル「GO AWAY BOY」のB面(カップリング曲)です。

ミディアムテンポで、明るくキャッチ―なロックポップスです。

奥居(岸谷)さんは作曲はたくさん携わっていますが、作詞は他のメンバーが書くことが多いです。
この曲は数少ない奥居(岸谷)さん作詞の曲のひとつです。

恋が盛り上がっている時のときめきを歌っています。
とても可愛い女性を想像できる歌です。

プリンセスプリンセスのアルバム「HERE WE ARE」を聴いての感想・考察

いかがでしたでしょうか。

このアルバムも本当に聴きまくりました。
この時代は、ガールズバンド自体が少なく、またここまでテクニック、ソングライティング能力も高い女性が目立つということ自体がめずらしかったと思います。

プリプリと仲良しのSHOW-YAというバンドもまた、テクニック、ソングライティング、パフォーマンスともに素晴らしいバンドでした。

ゆーかり
ゆーかり

プリプリとSHOW-YA!ガールズバンドの二大巨頭ですね。

「NAONのYAON(ナオンのやおん)」という、女性だけのイベントもこの二大巨頭で開催していました。
女(ナオン)が日比谷野外音楽堂(通称・やおん)でやるイベントだから、こういう名前になりました。

※昔、業界用語といって、なんでも言葉を反対にして呼ぶことが流行ってました。

例)

女(おんな)→ナオン
六本木(ろっぽんぎ)→ギロッポン
タクシー→シータク

などなど。

コアラくん
コアラくん

ちなみに、「NAONのYAON(ナオンのやおん)」は、今でも継続されているイベントです。

プリンセスプリンセスは本当に偉大なバンドです。

このアルバムは特に初期の頃の作品ですが、完成度が高く、今聴いても全く遜色ありません。

よろしければぜひ聴いてみてくださいね。

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