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発声障害の人は「声を出そう!」としすぎないのがコツ~マインド編~
私は発声障害になってから、今までとは違った思考回路が形成されたように思います。
それは、しゃべる前に「よし声を出そう!」というワンクッションが入るようになったんですね。
発声障害になる前は、特別意識せずとも声が出せていたはずなのにです。
それもそうですよね。
喉の調子が悪くなり、今まで通りだとうまく声を出せないから、声を出すために「何か」を付け足さなければいけなくなってしまったからなんですね。
では、声を出すための「何か」とは、ズバリ余計な力です。
ただ、いきなり「余計な力を抜きましょう」と言われても、声を出さない時は脱力することもできるでしょうが、やはり、声を出す直前に力が入ってしまうことでしょう。
では、その余計な力が入らないようにするためのマインド面からのアプローチとしては、
1.自分の出しやすい高さの声でしゃべるようにする
(無理に高くしたり、低くしたりしない。声を極力作らない)
2.自分が出せる分だけのボリュームの声で十分と考える
3.「声を出そう」というより、声は出てしまうもの、と考える
4.声とは息である、と考える
5.声を出すために何かを「足す」というより「抜く」「漏らす」のように、声を出すためには何かを「引く」という考え方が有効
そのために有効な練習方法としては、「息もれした裏声」を出す練習方法です。
私自身もこの「息もれした裏声」が出せるようになってから、普段の声も裏声でしゃべることを意識するようにしてみました。
そうすると、会話時の喉の詰まりが格段に減ってきたことを実感してます。
具体的な練習方法は、私の動画、
「裏声を鍛えると喉の詰まりは自然と軽減されていく~裏声の出し方~」
「ハミングは発声障害の人には向かない~裏声の出し方・その2~」
を参考にしてみてください。
いかがでしたでしょうか。この記事があなたが楽に声を出すためのお役に立てればさいわいです。