バンドのボーカルにとって必要なものは【心構え】【歌唱力】【ルックス】【機材の知識】の4つ

バンドボーカル 必要なもの 歌・ボイストレーニング

「私、ボーカルとしてちゃんとやれてんのかな?」

これって、バンドでボーカルをやりはじめたばっかりの頃や、バンド活動にも少し慣れてきた頃にぶつかる壁のひとつですよね。

バンドボーカルにとって大事なことって?

「もちろん歌唱力だよ!」

「いやいや、MCがうまくならなきゃだめだね。」

「いーや、バンドの顔なんだから、断然見た目!立ち振る舞いだよ!」

「歌だけ歌っていないで、音楽や機材についても少しは勉強しようぜ。」

と、私が過去にバンドのメンバーにいただいた言葉たちです。

みんな違うこと言うんですよー。

でも振り返ってみれば、どれも全部大事なんですよね。

そこで今回は、バンドボーカルにとって必要と思われるものを4つに分けて考えてみました。

ゆーかり
ゆーかり

ボイトレマニアでもあり、バンドボーカルとしても活動しているシンガーの私ゆーかりが、実際に自分には何が必要だったかを、あらためて考えたことを記事にしたいと思います。

コアラくん
コアラくん

あなたが、「かっこいいバンドボーカル」になれるお手伝いができればと思います。

ご参考になれば幸いです。

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バンドボーカルにとって必要なものを4つに分けて考えてみたよ

1.心構え

バンドを引っ張る存在

バンドはリズム隊の二人(ドラムとベース)が、曲をリードしていると思われがちですよね。

たしかにそうなんですが、私がバンドで歌っている時に感じるのは、グルーブ感やリズムを構成するのはドラムとベース(いわゆるリズム隊)の人たちではあるのですが、曲を前に進めていく、リードしていくのは絶対ボーカルなんですよね。

ボーカルってバンドの曲の流れをリードしてひっぱっていく役だと思います。

みんなの音をよく聞くのももちろん大事ですが、ボーカルが自信をもって「さあ、いくよ!」っていう勢いをもって曲の流れを進行させていく、ある意味指揮者のような責任感をもっていくと、がぜん音が変わっていきますよ♪

ボーカル楽器

また、棒立ちになったり、手持ちぶさたになったりしないためにも、最低限の身振り手振り(ダンスでもいい)か、タンバリンなどの楽器を持つなどの準備もしておくといいですね。

そして、実際ライブが決まったらMCの打ち合わせと練習もしておきましょう♪

MCに自信のないボーカリストさん必見の「ライブMC・例文(ひな形)」もご用意しましたので、こちらの記事もぜひ参考になさってください。

2.歌唱力

最低限の歌唱力

ボーカリストはやはり歌唱力は必要です。

歌唱力とは、

音程が良い
リズム感が良い
声量が安定している
適切な表現テクニックを使えている

などがありますが、バンドボーカルにとっては「声量が安定している」というのは特に大事になってきます。

カラオケと違い生のバンド演奏の爆音には最初はビビるものです(笑)
元々声がでかい私でもビビりました(笑)

それと、バンド演奏に自分の歌声をのせようとした時、最初は音程をとりにくいと感じるかもしれません。

まず、バンドの演奏は爆音で聞こえにくいことと、バンドのメンバーってアレンジしたりするので、バンドの音にひっぱられないよう、 ボーカルは自分自身の歌うメロディはしっかり覚えていく必要があります

そういう理由からも、日頃からボイストレーニングをしておくといいですね。

ボイトレをすることによって、怒鳴らなくても声量が安定するようになり、喉がつぶれなくなりますし。

あなたがこれからも長く歌を歌い続けていきたいと考えておられるなら、良い先生を見つけてボイトレをしていくことをおすすめします♪

ボイトレの必要性について書いた記事がこちらになります。

よろしければぜひご覧になってください。

3.魅力的なルックス

ボーカルルックス

「お料理は、色あいや盛り付け方などの、見た目がとても大事!」と言われます。

バンドボーカルも同じで、ボーカルはバンドの顔なので、魅力的なルックスになろうとする努力は大切だと思います。

実際、ボーカルがハッと目を惹くルックスの人だったら、「聴いてみようかな」って気になるし、「なんか華がないなー」と思うボーカルだったら、あまり聴く気にならないんですよね、私の場合。

バンドの音楽の方向性や、イメージに会わせた衣装などを知るためにも、バンドのメンバーと話し合ったり、ファッションセンスの良い友人に見てもらうのもいいですね。

もちろん、あなたが目指してるボーカリストをお手本にするのもよしですね。

ただひとついえるのは、「美人(イケメン)であることより、個性的である」ほうがはるかに大事な要素だと思います。

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4.機材の知識

バンドボーカルが知っておくべき最低限の機材に関する知識は、マイクマイクのセッティングについてになります。

マイマイクは必要?

マイマイク

まず、マイマイクは必要か?ということですが、最初のうちは特に必要ないのではないかと思います。

というのも、バンドの練習はレンタルスタジオでやることが多いと思いますが、ほとんどのレンタルスタジオでは、マイクは無料で貸し出ししてくれるからです。

また、ライブをやるということになった場合でも、同じくライブ会場にはたいていマイクの用意がされていることと思います。

あなたがもし、自分の歌を自宅で録音したり、レンタルスタジオ以外の場所でのバンド練習をする、またはどうしてもマイマイクがほしい場合は、購入するといいですね。

その時気をつけてほしいのは、マイクにも用途があるということです。

マイク各種

マイクの種類と用途

ライブ用→ダイナミックマイク (例)SHURE・SM58など

自宅で録音用→コンデンサーマイク (例)Blueマイクロフォンズ・Bluebird SLなど

という感じになります。

コンデンサーマイクはライブでは使えないので、マイマイクとして持参しても意味なく終わります。

買う時は気をつけてくださいね。

マイクのつなぎ方とミキサーがいじれるようになるといい!

ミキサーのイコライジング

スタジオでバンドの練習をするときに、自分自身のマイクのセッティングをできるようになるのが第一目標ですね。


普段のスタジオ練習の段階から、このマイクのセッティングに慣れておくことによって、本番のライブのPAさんとも的確に、自分の意見を伝えていくことができるようになります。


マイクの音量バランスと、ミキサーのイコライジングを、他のパートも鳴らしながら調整していきます。

マイクのイコライジングは、バックの音(特にギター)とかぶらない周波数にすると、自分の声も聴こえやすくなり、他のパートも聴こえやすくなりますよ。

ギターの音にボーカルが邪魔されるー!と思う場面がけっこうあるんですよ(笑)

音量(ボリューム)を調整するだけではなく、お互い、そもそもかぶらない周波数にし合うといいのです

ボーカルマイクのセッティング手順

ボーカルマイクのセッティング方法(スタジオ練習編)

  1. マイクとマイクケーブル(必要ならばマイクスタンドも)をスタジオの人に借りてくる
  2. マイクとマイクケーブルをつなぐ
  3. マイクケーブルをマイクのミキサーにつなぐ
  4. ミキサーの電源をつける
  5. 自分が差したマイクのチャンネルのフェーダー(ボリューム)を上げる
  6. マスターフェーダー(大元のボリューム)を上げる
  7. 必要であれば、ミキサーのイコライジングをする(まずはバンドのメンバーやスタジオの人に教えてもらいましょう♪)

マイクのセッティングをする時は、声を出しながらやっていきましょう♪

私なんか発声練習しながらマイクのセッティングをします(笑)

特に、歌う曲の中で一番高音の音で声を出してみたりもしますね。

高音は大声になりやいので、その部分で音が割れない程度のボリュームに合わせます

最初はわからなくて全然OKです!

わからない場合は、スタジオの人かバンドのメンバーに教えてもらいましょう♪

スマホの録画機能でセッティングを撮影してもいいですね。

何度も見よう見まねでやっているうちに覚えていくので、焦らなくても大丈夫です。

「ボーカリスト自身が、自分でやる」ことが何よりも大事なのです。

ちなみに、マイクは叩いたり、スピーカーに向けたりしないようにしましょう。

マイクの故障や、ハウリング(スピーカーから鳴るキーンって音)の原因になってしまいます。

まとめ・バンドボーカルに必要なものは「心構え」「歌唱力」「魅力的なルックス」「機材の知識」の4つ

ボーカル 成長

バンドボーカルに必要なものは、

  1. バンドボーカルは曲をリードしてひっぱっていく役目だという心構え
  2. バンド演奏のボリュームに負けない声量と歌唱力
  3. 聞いてみたい!と思わせる魅力的なルックス
  4. マイクセッティングの知識

の4つです。

ゆーかり
ゆーかり

これらを身につけることによって、ボーカリストとしても成長し、バンドのメ ンバーからの信頼も得られるようになっていきますよ♪

また、安定した声量と歌唱力を得るためには、コツコツとボイトレを継続していくことが大切です。

コアラくん
コアラくん

ボイトレの大切さと必要性について書いた記事がこちらになります。 ぜひご参考になさってみてくださいね。

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

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