ボーカリストにムキムキ筋肉は必要?筋トレよりもストレッチの方が有効!

ボーカリスト 筋トレ 歌・ボイストレーニング

ボーカリストに「シックスパック」なる腹筋は必要ないって知ってましたか?

かっこいいボーカリストは鍛え上げられた筋肉の持ち主が多いですが、あんなに筋トレをがんばらないと歌唱力がアップしないの?!と不安になっちゃいますよね?

でも実は、ボーカリストにとっては、そこまでストイックな筋トレって必要ないんです。

ゆーかり
ゆーかり

今回は、ボイトレマニアでありシンガーの私ゆーかりが、今まで試行錯誤してきた結果、過度な筋トレや腹筋は必要ないということをお伝えしていきます。

コアラくん
コアラくん

また、歌うために必要な筋肉をつけるための簡単な筋トレもご紹介していきます。

ゆーかり
ゆーかり

インナーマッスルと裏声を強化することで、楽に声が出やすくなっていきますよ♪

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ボーカリストに筋トレは必要?腹筋は鍛えたほうがいい?

腹筋

純粋に歌を歌うためだけでしたら、スポーツ選手のような、激しい筋トレは必要ないです。

さらに、「ボーカリストは腹筋を鍛えるべきか!?」という疑問がありますが、長年のボイトレマニアの私ゆーかりとしては、「普通の腹筋ならしないほうがいい!」と言い切っちゃいます。

理由は、「普通の腹筋」は、おなかに力を入れてつけるので、アスリートのような硬い筋肉に仕上がってしまうからなんです。

しかし、私も過去に腹筋やってました。

結果、おなかをひっこめて、おなかに力をこめて(入れて)歌う癖がついてしまいました

おなかに力が入ってしまうと、体全体(とくに喉まわり)に力が入ってしまい、喉をしめつける発声になりがちなんです。

直すのほんと苦労しました(泣)

歌う時にかけるべき、おなかへ入る力は、「内側へではなく、外側へ。」なんですよね。

どちらかというと、おなかが外側にふくらむ状態です。

アスリートの腹筋トレーニングとは、反対の動きです。

では、ボーカリストが筋トレをやっている理由は他にもあるので、次の章でお伝えしますね♪

でもボーカリストはムキムキマッチョが多いよね?

ボーカリスト マッチョ

歌のために、激しい筋トレは必要ないという結論ですが、ボーカリストはムキムキマッチョの人がけっこう多いのも事実ですよね。

ということは、やはり、歌うために必要だから鍛えてるんじゃないの?という声も聞こえてきそうですが、私がいいたいのは、ムキムキ筋肉に鍛えることが、直接歌唱力に結びついているわけではないということです。

歌に必要な筋肉を助けるための間接的な役割は果たしていると思います。

筋肉をつけるための筋トレをする前に、歌に必要な筋肉をどう動かすかのほうが先決ですね。

実際私は、「歌のため」と思い、腹筋をつけたことによって、一時的に間違った発声方法を身につけてしまい、のちにクセをとるのに苦労しました。

ではムキムキのボーカリストはなんのために筋肉をつけているのでしょうか?

ボーカリストは、常に人に見られる立場なので、いくら歌がうまくても、たるんだ体では、イメージや人気にも影響を及ぼすということもありますね。

要はカッコよくないと、カッコいい歌は似合わない!!ということですね♪

あとは、激しいステージングをこなすための、体力づくりという点で筋トレは重要になってきます。

また、激しいステージングをしないスタイルの歌手であっても、最低限の体力は必要ですし。

そのための基礎体力をつけるトレーニングは、必要に応じてしていくといいですね。

では、ボーカリストがやったほうがいい筋力アップトレーニングをご紹介していきます♪

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ボーカリストに必要な筋力アップトレーニングとは?

ボイトレマニア兼ボーカリストとして試行錯誤してきた私が、これは必要だったな、と思う筋力アップトレーニングをあげてみました♪

1.スクワット(膝の屈伸運動)

スクワット発声

スクワット(膝の屈伸運動)は、歌う時の、おなかにかかる力を体感するのに、とてもいいトレーニングのひとつです。

ただし、ここで気をつけていただきたいのは、普通のスクワットは、膝を曲げた時に、やや前かがみになるのですが、ボーカリストがおこなってほしいスクワットは、上半身は起こした状態のまま、膝だけをゆっくり曲げていくというものです。

私が実際にスクワットをする時は、膝を曲げた時に、おなかふくらんだタイミングで、「はー」と出しやすい声をだします。

2.肺活量アップトレーニング

歌は息を使うので、肺活量はある程度あったほうがいいといわれていますが、これは肺活量をアップするためのインナーマッスル(内側の筋肉)が鍛えられます。

肺活量という意味では水泳もおすすめです。

水泳を日常的に取り入れているボーカリストもたくさんいらっしゃいますね。

今回はペットボトルを使った肺活量アップトレーニングをご紹介します。

ペットボトル

ペットボトルを使った肺活量を増やすためのトレーニング方法

用意するもの

500mlの空のペットボトル(やわらかい素材のものがよい)

(手順)

1.まず息を吐ききります(なにもくわえず)

2.ペットボトルをくわえ、大きく息を吸います(ペットボトルがつぶれるまで)

3.ペットボトルをくわえたまま、息を大きく吐きます(ペットボトルが元に戻るまで)

これを何度か繰り返します。1セットやるだけでも、かなりキツいかと思いますので、自分のペースに合わせて無理なくやるのがコツ♪

鬼滅の刃でも、炭治郎、善逸、伊之助が、蟲柱・胡蝶しのぶさんの屋敷での修行の際に、ひょうたんに息を吹き込みひょうたんを割る、という修行がありましたが、あれに似てますね(*^^*)

3.裏声練習で声帯の筋トレ

あくび 裏声

裏声での練習は、声帯の伸び縮みをさせる「声帯の筋トレ」ができるので効果的です♪

でも、いざ裏声を出そうと思っても、うまく裏声が出ないことってありますよね?

裏声を出そうとするあまり、力が入ってしまい、かえって裏声が出ないということもあります。

裏声を簡単に体感するための一番簡単な方法は、「あくびをする」ことです。

あくびというのは、基本的には自然にでるものですが、意図的にあくびをする練習をしてみてください。

自然に出てしまう裏声の、喉の状態、呼吸の状態が体感できます

あくびを地声でする人はなかなかいないと思うので(笑)

自然と裏声が出るはずです♪

その時に、いろいろな音階(高い声から低い声)で、声の音程を変えてみるだけで、声帯の伸び縮みをさせる筋トレになっちゃいますよ♪

ボーカリストは筋トレよりもストレッチを重視したほうがいい

ボーカル柔軟_1

ボーカリストの筋肉は、硬くつけるよりも、伸ばして柔らかくするほうがいいですよ♪

実際、体をほぐすと声の出も格段によくなります

首、肩を回す、腰をひねる、足を開いて座って上半身を倒すなど、柔軟体操(ストレッチ)をじっくりとおこない、体が柔らかくなるトレーニングをすると効果的です。

あと、あなどれないのが、顔と舌の筋肉もストレッチすることで、表情筋がほぐれるので、歌いやすくなりますよ♪

まとめ・ボーカリストにはストイックすぎる筋トレや腹筋は不要!

ストレッチ

ボーカリストにはストイックすぎる筋トレや、シックスパックのような腹筋は必要ないということがわかりました。

ボイトレとして、「歌のために腹筋を使う」という認識になると、お腹を硬くひっこめた発声になりがちなのでよくないです。

お腹を固めることによって、体に余計な力が入り、喉がしまりやすくなってしまうからです。

筋トレをして筋肉をつけるという前に、筋肉の使い方を覚えることのほうが大事です。

歌う時の正しい筋肉の使い方を覚えたうえでの、パワーアップのための筋トレならいいですね。

ボーカリストにとって必要な筋トレは、

・スクワット
・肺活量アップトレーニング
・裏声練習で声帯の筋トレ
です。

また、ボーカリストの筋肉は、硬くするよりも、伸ばして柔らかくする効果のある柔軟体操(ストレッチ)をして、体や顔、舌の筋肉をほぐすほうが声の出がよくなります

さらに、ボーカリストとして本格的に喉を鍛えたい場合はやはり、良い先生からあなたに合ったボイトレを教えてもらうことが、歌うまボーカリストになる近道となります。

コアラくん
コアラくん

あなたに合った、ボイトレの先生を選ぶためのポイントをまとめた記事がこちらになります。 よろしければご参考になさってください。

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

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