発声障害に鍼治療は効果がある?体験から学んだこと
発声障害に悩んでいる方の中には、病院で検査をしても「喉には異常がない」と言われながら、声が出にくい、喉が詰まる感じがする…という経験をされている方も多いのではないでしょうか。
私自身も同じように苦しみ、治療法を探し続けてきました。
今回は、その過程で試した「鍼治療(はり治療)」について、体験談とあわせて効果や注意点をお伝えします。
鍼治療を受けてみようと思った理由
発声障害を発症してから、耳鼻咽喉科や音声外来で検査を受けました。
しかし、喉そのものには異常がなく「機能の問題」と言われるだけで、具体的な改善策は見つかりませんでした。
そんな中、東洋医学に興味を持ち、以前試したオーダーメイド漢方が自分の体に合っていたことを思い出しました。
そこで「鍼治療なら、自律神経の乱れや筋肉の緊張にアプローチできるのでは?」と考え、思い切って受けてみることにしました。
初めての施術と驚きの効果
鍼治療院では、まず「発声障害の原因はストレスや自律神経の乱れからくる梅核気(ばいかくき)に近い状態」と説明されました。
これは、西洋医学では「咽喉頭異常感症」や「ヒステリー球」と呼ばれるものです。
実際に施術を受けてみると、首や肩、あごの食いしばりが強く、筋肉が硬くなっていると指摘されました。
鍼での施術後、その夜はぐっすり眠ることができ、翌日には喉の締めつけ感が60~70%ほど軽減したのです。
これは正直、驚きでした。

鍼治療の通院ペースと費用感
最初は週に1回、その後は2週間に1回、半年後には月1回のペースに落ち着きました。
鍼治療は保険適用外のため、費用面での負担はあります。
ただ、私の場合は初回から効果を感じられたため、続けるモチベーションにつながりました。
鍼治療だけでは不十分?必要な組み合わせ
ただし、鍼治療だけで完治するわけではありませんでした。
声の出し方の「癖」が残っていると、再び壁にぶつかります。
私が実感したのは、「鍼治療+ボイストレーニング」の両輪が大切だということです。
喉や体の緊張をほぐしながら、正しい発声を練習することで、ようやく声が楽に出せる感覚を取り戻していきました。
声と心は切り離せない
さらに気づいたのは、声と心の密接な関係です。
私が発声障害を発症したきっかけも、ストレスや人からの言葉による精神的ショックでした。
「メンタルだけで治る」とは言いませんが、心を無視して体だけをケアしても長期的な改善は難しいと感じます。
鍼治療で体を整えつつ、メンタルケアやマインドの持ち方を見直すことも同じくらい大切です。
発声障害に鍼治療を検討するときのポイント
もし鍼治療を検討されるなら、以下の点を意識すると安心です。
- 発声障害に理解のある治療院を選ぶ
- 通いやすい立地(継続できることが大事)
- 費用面を事前に確認する
- ボイトレやセルフケアと併用する
まとめ
発声障害に悩む方にとって、鍼治療は「自律神経を整え、筋肉の緊張を和らげる」有効な選択肢のひとつになり得ます。
私自身、初回から効果を感じられたことで、声の回復に大きな一歩を踏み出せました。
ただし、鍼治療だけに頼るのではなく、ボイストレーニングや心のケアと組み合わせることが大切です。
👉私のYouTube動画でも発声障害に役立つヒントを発信していますので、ぜひご覧ください。
最後に、私ゆーかりの別チャンネルYouTube・Yuukari Channelのお知らせです。
私ゆーかりは、発声障害を克服すべく奮闘しておりますが、「今出せる声で、今できることに挑戦しよう!」をモットーに、主にカバー曲を中心に歌っております。
曲数も楽しみながら、少しずつ増やしていきたいと思っておりますので、よろしければ、あわせてごらんになってみてください。

いかがでしたでしょうか。この記事があなたが楽に声を出すためのお役に立てればさいわいです。