発声障害の初音の詰まりを楽にする心の切り替え方

2.発声障害の体験談・克服法

発声障害と「初音の詰まり」|心の切り替えで楽に声を出すコツ

発声障害を抱えている方の多くが共通して悩むのが、声を出す最初の瞬間に起こる 「初音の詰まり」 ではないでしょうか。
「ウッ」と喉が閉まってしまい、思ったように声が出ない。

周りには理解されにくいけれど、本人にとってはとても大きなストレスになります。

私自身も過去に発声障害を経験し、この「初音の詰まり」に苦しんできました。

今回は、その解消につながる “マインドの切り替え方” をお伝えします。

初音の詰まりは「意識しすぎ」で悪化する

けいれん性発声障害や過緊張性発声障害など、診断名はさまざまですが、多くの人に共通するのが「声を出そうとすると喉が勝手に反応してしまう」という現象です。

ここでやってしまいがちなのが、

  • 「失敗しないようにしなきゃ」
  • 「ちゃんと声を出さなきゃ」
  • 「喉を詰まらせないように気をつけよう」

と、声を出す前から意識を集中しすぎてしまうことです。

結果として、喉に力を入れないようにするための“余計な力” が加わり、ますます発声が苦しくなる…。

これが多くの発声障害の方が陥る悪循環です。

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解決のカギは「詰まってもいい」と思うこと

ではどうしたら、このループから抜け出せるのでしょうか。

答えはシンプルです。
「初音は詰まっても大丈夫」
「喉が締まっても問題ない」

と、自分に許可を出すことです。

一見ただの精神論のように聞こえるかもしれませんが、実はこれは発声の仕組みに基づいた合理的な考え方です。

実際に声が楽に出ているとき、人は喉ではなく 鼻やそのさらに上のポジション から声を響かせています。

つまり、喉が多少つまっていても、声を出すポイント自体はもっと上の位置にあるのです。

喉と声を切り離して考える

「喉が詰まっても、声は鼻から上で響かせればいい」
こう切り替えると、不思議とプレッシャーが和らぎ、声が出しやすくなります。

さらに重要なのは、万が一初音で詰まっても、その後でゆるめればいい ということ。
失敗してはいけない、と思うからこそ余計に詰まってしまうのです。

むしろ「つまってもいい」と許すことで、次の声が自然に出てきます。

まとめ

・発声障害の大きな悩みは「初音の詰まり」

・意識しすぎると、喉を守ろうとして余計な力が加わる

・解消のコツは「詰まってもいい」と自分に許可を出すこと

・喉と声の出るポジションは別。声は鼻やその上で響く

・つまっても、その後ゆるめれば問題ない

ゆーかり
ゆーかり

今回の記事に関連する動画も用意していますので、ぜひあわせてご覧ください。

👉 【動画はこちら】「発声時の初音の詰まりの解消法〜その1(マインド編)」

発声時の初音の詰まりの解消法 ~その1~(マインド編)

👉 【動画はこちら】「喉に力が入り声が詰まったらゆるめてあげればいい~エクササイズ付き~」

喉に力が入り声が詰まったらゆるめてあげればいい~エクササイズ付き~

🎤 別チャンネルのお知らせ

最後に、私ゆーかりの別チャンネル Yuukari Channel のご案内です。
私は発声障害を克服すべく奮闘中ですが、
「今出せる声で、今できることに挑戦しよう!」をモットーに、主にカバー曲を歌っています。
曲数も楽しみながら少しずつ増やしていきますので、ぜひ覗いてみてください。

Yuukari Channel(カバー曲)

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