歌が上手く聞こえるかどうかは、声質で判断されることがほとんど! だなんて、ちょっとショックですよね。
じゃあ、「元々の声質が悪いし・・・」とコンプレックスを感じている人からしたら、絶望的じゃないですか!
でも安心してください。
理想の声のアーティストの真似をするだけで、声質は変えられないけど声は変えられるんです!
そしてそれを手助けしてくれるのが自分に合ったボイストレーナーの存在。
今回は、
- 「歌が上手く聞こえる要素」と「歌が下手に聞こえる発声の仕方」
- 歌の完コピの大切さ
- きちんとしたボイストレーナーに習うことの大切さ
を、ボイトレマニアのゆーかりが、さまざまな角度からお伝えしていきますね。
歌の上手さは元の声質の良さだけでは決まらない!
歌が上手いと感じる要素を、いくつかあげてみましょう。
歌が上手いと感じる要素
- 音程が良い
- リズム感が良い
- 声が好み
- 声の響きが良い
- 高音がきれいに出ている
- 声が震えていない
などがあると思いますが、このうち、先天的な要素は、「声が好み」という部分だけですね。
1人のアーティストの声を、「好き」という人がいれば、「嫌い」という人も必ずいます。
この部分は、持って生まれたものなので、ある意味仕方のないことです。
しかし、「声が好み」以外の項目は、いずれも練習をしていくことで改善されていくものばかりです。
大半の人は、「声が好み」な人は、「歌が上手い」と、イコールで認識しがちなので、「歌の上手さは、声質に大いに関係ある」・・・のですが、声質と、ボーカルテクニックとは、本来別物であると、私は考えてます。
しかしながら、「声質が好みではない人の歌は、あまり上手く聞こえない」というのもまた事実です。
声というのは、たくさんの倍音によって構成されています。
多くの人を惹きつける歌声をもっている人というのは、「声に心地よい倍音がバランスよく含まれている人」ともいえますね。
歌が下手に聞こえる発声の仕方ってあるんです。
特別音程が悪いわけでもリズム感がないわけでもないのに、歌が下手に聞こえる人っていますよね?
これは、発声の仕方に関係があるんです。
歌が下手に聞こえる発声の仕方をあげてみました。
喉声
喉をしめつけたような、喉に力が入った声。
キンキンして響きがなく、音域も狭まります。
鼻声
鼻にかかったような、つまったような声。
喉声同様、響きがなく高音ほど細いキンキンした声になります。
こもった声
暗くこもった、ヌケがよくない通らない声。
震えた声
まっすぐ伸ばすべき音も、不規則に震えたりすると、音程も不安定になり、上手く聴こえない原因となります。
滑舌が悪い
滑舌の悪さもノリが悪くなり、歌が上手く聴こえない原因の一つとなります。
【声質を変えたい】声質は変えられないけど声は変えられる!
結論から言うと、声質は変えられないけど、声は変えられます。
いったいどういうことでしょうか?
声質の聞こえ方というものは、大きく分けて2つの要素がからんできます。
声質の聞こえ方を構成する2つの要素
1.生まれつきの素の状態の声質
2.発声方法、演出方法によって変えることのできる声色
この2つが融合して、声色を変化させることが可能です。
実は、「1」の生まれつきの声質という部分は、変えようがないのが事実です。
「顔」などと同じで、生まれ持ったものだからです。(顔は美容整形するという手もありますが)
しかし、「2」の発声方法や、演出方法(歌い方)によって、「なりたい声」に近づくことは可能です。
実際ものまね歌手が本物のアーティストそっくりに歌うことができるのは、主に「2」の要素による部分が多いのではないでしょうか。
なので、そのものまね歌手がものまねをしている時はすごく似ているけど、普段の話し声などは、そのアーティストと全然違うということも普通にありますよね。
歌が上手く聴こえる声質になるための方法はものまね!?
歌が上手く聴こえる声質になるための方法は、自分がなりたい声質のアーティストの真似をすることです。
この時、なりたい「声質」そのものになろう!と考えるよりは、歌い方を「細部まで真似る」ことに全力を尽くすとよいですよ。
抑揚のつけかた、息のもらし具合、ビブラート、語尾、ブレスの位置なども、聴こえた通りに「完コピ」することを目指してください。
元の声質が違ったとしても、「歌い方」を真似て、「演出」することによって、あなたの理想の近づくことはできます!
真似をする時に、そのアーティストが歌の中で使っているテクニックはどういうものかを知るための参考になる記事がこちらです。
良いボイストレーナーに習うと元のあなたの声質を生かせるようになる
声質というのは変えられないけど、発声の仕方によってはなりたい声質に近づけることは可能だとわかりました。
そして、その元々のあなたの声質の良さを最大限に生かすには、良いボイストレーナーから発声方法を学ぶことが近道となります。
コンプレックスだと思っていた自分の特質が、実は最大の武器だった!という気づきや発見もあることでしょう。
そのボイストレーナーの選び方というのもちょっとしたコツがあるので、よろしければ下記の記事をご覧になってみてください。
まとめ・歌の上手さは声質だけでは決まらない!発声の仕方ひとつでどんな声にもなれる!
歌の上手さは元の声質の良さだけでは決まりません。
歌が上手く聞こえるためには、
歌が上手く聞こえる要素
- 音程が良い
- リズム感が良い
- 声が好み
- 声の響きが良い
- 高音がきれいに出ている
- 声が震えていない
である必要があります。
この中の「声が好み」以外は、後天的なものな場合が多いので、練習によって改善できます。
また、 以下のような発声の仕方は、歌が下手に聞こえる要素となります。
歌が下手に聞こえる発声の仕方
- 喉声
- 鼻声
- こもった声
- 震えた声
- 滑舌が悪い
声質は変えられないけど、自分の理想の声に近づく方法は、好きなアーティストの真似をすることです。
元々の声質を生かすためには、自分に合ったボイストレーナーに習うのが近道です。
自分に合ったボイストレーナーから習えば、今までコンプレックスと思っていた個性も武器になるかもしれません。
そして今よりも歌が上手くなれるはずです。
自分に合ったボイストレーナーを探すためのお手伝いができる記事がこちらになります。ぜひご一読いただければと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。