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【発声障害克服】会話時の喉の締まりを解消するためのプチ・コツ集(その1)~だらしなくしゃべる~
発声障害でいると、どうしても会話の時に、喉がギュッと締めつけられるような感覚になってしまうことは避けられません。
長い目で見ると、発声障害を克服するための本当の意味での近道は、「継続的に裏声を鍛えること」というのが、私の考えであります。
ただ、それと同時に「今ギュッと締めつけられているこの喉をどうにかしたい!」と思う場面も多いのではないでしょうか。
今回は、そのような「会話時の喉の締まりを解消」するためのプチ・コツ集(その1)をお届けしたいと思います。
まず、喉が締めつけられる時というのは、喉に力が入っていますよね?
喉に力が入ってしまう原因は、発声障害特有の声帯そのものの動きによっておこることも、もちろんあるのですが、上半身のあらゆる部分に、変な力が入りすぎてしまっていることが原因となることも、けっこうあるんですよね。
ですので、その上半身のあらゆる部分の余計な力をゆるめてあげることで、声が出しやすくなる感覚をつかむことができます。
まずその1つ目として、唇、および口と舌の力を抜くということをやってみましょう。
唇と口の動きと舌は、声帯へとつながっています。
そして声帯の力を抜くことはできなくても、唇、口、舌の力を抜くことは可能です。
では、唇、口、舌の力を抜きつつ会話する方法は、ずばり「だらしなくしゃべる」というものです。
では、だらしなくしゃべるための3つのポイントですが、
だらしなくしゃべるための3つのポイント
1.常に無音の「はーーー」という息が流れている感覚をつかむ。
2.舌をダランとさせて、しゃべる時もあまり動かさない。
(あくまでも自然にゆるんでいる感じ)
※動かないように固定させるために力が入ってしまうのは本末転倒なので、
自然な範囲で動くのはOKです。
要は、舌が引っ込んだり、力が入って盛り上がったりしないようにします。
3.唇の力を抜いたまま発音する。
力は抜くけど、発音するための動きは柔らかくする。
では、この3つのポイントをふまえた状態で、よく使う日常会話をしゃべってみます。
【ボイスサンプル】だらしなくしゃべる
おはようございます
こんにちは
ずっと雨が続いて憂鬱ですね
※2回繰り返す
コツは、
①舌をあまり動かさずに発音する
②滑舌よくしすぎない
まとめ
まとめ
・発声障害の人の喉の詰まりを克服するための本当の意味での近道は裏声を鍛えること
・それと同時に今すぐ喉の詰まりをゆるめたいという場面も多々ある
・その会話時の喉の締まりを解消するためのコツのひとつは「だらしなくしゃべること」
・だらしなくしゃべる3つのポイントは、
1.常に無音の「はーーー」という息が流れている感覚をつかむ
2.舌をダランとさせ、会話時もあまり動かさずにしゃべる
※動かないように固定する力を入れるのは本末転倒なので、あくまで自然な範囲で
3.唇の力を抜いたまま発音する
コツは、
①舌をあまり動かさない
②滑舌よくしすぎない
・この3つのポイントをふまえたサンプルもあわせてお聞きください(3:03頃)
いかがでしたでしょうか。この記事があなたが楽に声を出すためのお役に立てればさいわいです。